罠とは書いたが正しい動きだ.一応念のため書いておく.
そもそもの発端はAPFS構造が壊れたというエラーによる.
FirstAidでも修復不可らしく、コマンドライン(シェル)からfsck_apfsを叩いても復旧しない.
いつもはAcronisからの復元に失敗するので今回もか、と思いTimemachineから復元しようとした. apfsのエラーはディスクの構造を初期化する以外にない.すなわちフォーマットだ.
BigSurからアップデートする気はなかったのだが、TimeMachineからの復元ではOSを復元した後移行アシスタントでファイル移動が必要だとある.Ventura必須なわけだ.
これはたまらないので Acronisから復元しようとした.ディスクを初期化してAcronisでブートしリストアプロセスを走らせる.
今回は非常にスムーズに復元できたのだが、Venturaのインストール画面が表示された.復元後にOSのインストールが必要なのだ.
これはどうやらBigSurからシステムパーティションのマウント方法が変更になったためらしい.
してみるといつまでもOSをアップデートしないユーザに対してAppleタイマーを仕掛けられることを意味する.
spfsの論理エラーをレポートして復元プロセスに入ると強制アップデートだ.それが嫌なら論理エラーを抱えたまま使い続けるほかない.
復元そのものは3時間も掛からなかった.やっとAcronisのありがたみを享受したことになるのだが、論理エラーを抱えている向きは要注意だ.特に古いアプリを大事に使っているとたちまち強制アップデート→互換性エラーとなってしまう.
(20230509)