林檎と窓と黒苺

新しいものを見つけたら。

M1 Macbook PRO 2021のあれこれ その9 (Acronis Cyber Protectを運用中にXcodeを導入すると)

僕はバックアップにTimeMachineとAcronisを併用している.

 

Acronisに関してはもう数年来使い続けており不満はあれど保険だと思っていた.

 

ある時、Macxcodeを導入してiPhoneアプリの動きを確認しなければならなく、それを実施した.

 

その後からAcronisの動きが何かおかしい. それを記事にする.

注意喚起の意味がある.

 

まず、Acronis専用のHDDを繋いでAcronisを設定すると、このHDD上に
Acronis Bootable Media

Data

ができる.

Dataは、System/Volumes/Data にマウントされており、ここでバックアップを管理している.

おそらくだがこのDataはデフォルトであり変えることができないように思う.

 

これで運用している時にXCodeを導入すると、Macの再起動が促され利用可能になる.

 

XCode導入の目的は達成し一安心したのだが、実はこの時から異常は起きていた.

 

別の記事にするつもりだが、現在のParallelsバージョン17.1.3はおそらくだがMacのメモリを食い潰すバグがあるような気がする. これによってWindows11仮想マシンが壊れてしまった.

 

Acronisから仮想マシンをリストアしようとすると、このDataボリュームがグレーアウトされている. Acronisクラウドからリストアしようとするのだ.

 

なぜDataを見つけられないか.

 

シェルを触ってみて、なんだこれは、となった.

 

System/Volumes/Data と System/Volumes/Data 1 がいる.

 

System/Volumes/Data にはAppleInternalというディレクトリがあるだけでその他は空.

duだとMacの残りHDDがまんま利用可能量として表示される.

 

Acronisのバックアップボリュームはというと、System/Volumes/Data 1  になっている.

しかしAcronisアプリケーションは、Dataだと思っているらしく、バックアップ中にHDDの容量とMacの残り容量を交互に表示しているような始末.

 

一度バックアップを解除して再度Data 1にマウントされたHDDを指すようにバックアップを設定すると元に戻った(ようだ).

 

これ、僕がリストアしなきゃと思う時まではAcronisは「バックアップに成功したぜ」と認識しておりメール通知でも「バックアップは正常に終了しました」だ.

何でData 1側にバックアップされるのかさっぱりわからんがタイムスタンプはそれを示しているからおそらく成功しているんだろうが、いざリストアの時クラウドからになる.

多分果てしない時間がかかることだろう.

 

あなたのAcronisは正しくバックアップしているだろうか.

もしかしたら違う理由が存在するかもしれないし、この記事そのものが僕の誤解に基づくものかもしれないが、マウントされているボリュームを確認しておくに越したことはないだろう.

 

(20220601)