Catalinaと同様環境までに復元した.
たびたびMacのアップデートでトラブルに遭遇しているが、確実と思われることが判明したので書き留めておくことにする.
1. TimeMachineバックアップは必須.
「たびたび」と書いたが本当にたびたび失敗している.
メジャーアップデートは、Big Surがバージョン11なのだが、どうも奇数アップデートの時は比較的スムーズに、偶数アップデートの時はトラブルが起きるような気がしてならない(あくまでも僕の環境)
Mojave(10.14)の時などはタッチパッドが固化する(だがデスクトップは非常に遅いが動いている)みたいなトラブルから再起動不可になったこともある.
これに懲りて、TimeMachineとAcronis(こちらはクラウドにもバックアップしている)という少しアレな保全と、ありとあらゆるものをクラウドまたは外付けHDD保管している.
なのでThunderbirdに蓄積されているメール類、RSS類がローカルに存在する状態となっている.
これまでの経験から、Acronisはあくまで保険のため. 本命はTime Machineだ.
Acronisから満額リカバリできたことは一度もないからだ.
どういうわけかブートストラップが壊れてしまうことが多かったからかもしれないが.
TimeMachineに保存さえしておけば移行アシスタントを使ってアプリケーションの設定を含む一切を新しい環境に引っ越すことができた. もちろんお行儀の悪いアプリは設定をわすれている.
2. アップデートはクリーンがいい.
これまでトラブルに遭遇した後、あれやこれやと試して結局OSレベルからインストールすることになっている.
もちろんスムーズにアップデートできたことも多い.
もっとも、悪いことは覚えているがそうじゃないことは忘れているという都合の良い記憶回路が働いているのだろうが.
すると、TimeMachineが定期的にバックアップしてくれているのなら、まっさらにしてから移行した方がストレスは少ないのではないか.
通常アップデートを試してトラブルに遭遇したら、サクッとHDDを消してクリーンインストール、その後移行というのが良いのだろう.
サブマシンで異常に消費していたCPUタイムもこちらのマシンでは全然食わない. なんならCatalinaより安定している印象すら受ける.
こうして駄文を書き連ねていても変換が気持ち良い.
これもクリーンインストールの恩恵かもしれない.
しかし、Windowsと違ってレジストリという概念がなくplist管理しているmacで経年で遅くなる(不安定になる)とはどういう理屈なんだろう. ゴミ(無駄なエントリ)が残るのかな.
3. 移行後が少し面倒くさい.
とはいえ、移行アシスタントは万能ではない.
クリーンインストールであるから初期設定の手間が生まれ、移行後にはセキュリティ設定を必要とするアプリごとに実施することになる.
もっとも煩わしいのは再起動を頻繁に要求されることだ. これは鬱陶しい.
中にはDrive Geniusのようにマルウエア扱いされてAcronisからもAviraからも隔離されてしまうようなアプリもある. 除外設定していても移行直後はまっさらであるから隔離されてしまう. 全く油断できない.
あとThunderbirdが保持しているメール類のデータベースが壊れていることがある.
一つ一つフォルダの修復を行なっていくのが全くもって鬱陶しい.
だがそれらを乗り越えた後のMBPは新しいOSの上で安定して動くため、結果として「やってよかった」と思わされる.
WIndowsはシステムファイルが壊れると致命的だ. DISMコマンドでWIndowsが保持しているシステムファイルに欠損または異常があったら、そのまま騙し騙し使い続けるかシステムファイルを更新しなければならない.
こうなるとクリーンインストールしてアプリケーションの移行、、ということになるのだが、パッケージファイルという概念がないWIndowsはアプリケーション設定ファイルの移行に難儀する. なんだったらインストールから行ったほうが早いことがある.
そんなわけでこのCatalinaセキュリティアップデートで見舞われてしまったトラブルについては一件落着.
新たな知見を得られたからよしとするか.
(20210428)