シリウスというメーカの空気清浄機を導入した.
ダイキンの空気清浄機を使っているが、部屋の拡張のためもう一台空気清浄機が必要になったからだ.
Panasonicのジアイーノが次亜塩素酸を使って殺菌する機器としてメジャーだと思うが、あれはタブレットを定期的に投入しなければならない.
価格も高いということで色々悩んでチョイスしたのが生成型という言われる塩水から次亜塩素酸を生成するタイプのものだ.
粗塩でOKというあまり耳に馴染みのないシリウス社のこの空気清浄機についてひとくさり書く.
まずフォルムや内部構造はダイキンの空気清浄機に近い.
水タンクの奥に塩を入れて格納できる容器がある.
タンクの水いっぱいに対してこの容器に付属している塩を2〜5杯投入してセットするだけだ.
5杯入れると次亜塩素酸の発生量が最大になるらしく、ならば10杯入れたらどうなるのだろう、と思うのだが機械に塩という組み合わせはどう考えても製品寿命が短くなるような気がしてしょうがない.
電源を投入するとまず空間を計測するようにルーバーが動く.
それで内部的には上下だけではなく左右にも空気を吐き出すようで、しばらくうるさく稼働しているがある程度空気の様子を把握すると静音に移行するようだ.
PM2.5を常に計測しているようで、ダイキンと比べると制御が細かい.
強めに空気を吐き出したかと思うとすぐに静音になったり、制御が細かい印象がある.
その切り替わりはおっとりではなく機敏だ.
Sharpの空気清浄機を使ったことがあるのだが、ここまで細かくフィードバックして制御している(かのように見える)動きをするのは初めてだ.
価格は決して安くはない.
しかしこの時期に空気清浄機を購入することを企んでいる向きには、フィルター任せだったり発生装置が極小なプラズマタイプも良いかもしれないが、粗塩だけで湿度と空気をコントロールしてくれるこの機器をチョイスに加えるのはどうだろうか.
なお、空気清浄機のおすすめを聞かれたら、今はおそらく確実にシリウスを勧めるだろう.
このルーバの細かな制御や湿度コントールを知るとなかなかいい買い物をしたと思ってしまう.
ただ、僕の知識的にメジャーなメーカではないので延長保証をつけてもらったのは言うまでもない.
また、次亜塩素酸の生成に関する説明がメーカのWebにはほぼ触れられていない.
マニュアルを読まないとわからないというのはシリウス社に一考を願いたい.
ジアイーノがタブレットの存在を露出していないのとは違う. こんなお手軽なんですよ、ということは大きなアピールポイントだと思うし、この制御の細かさ、そして水タンクの奥に塩を貯蔵でき投入スプーンまで常備しているということは実は大きなアピールポイントで販促POPに大書きしていいのではないかと思う.
この清浄機はすごいよ.
(20210208)