世の中、新し物好きがBig Surにアップデートするも不具合多発でさらにダウングレードに失敗するということが多そうだ. 僕の周りにも一人いた.
そこでダウングレードTips(ただし、特定環境かもしれない)を書いておく.
バックアップを取っていることを前提とする.
もしバックアップを取らずにMBPを運用していた勇者は、クラウドサービスにデータが残っていることを祈りつつmacOS再インストールを選択しなければならないかもしれない.
■ Big Surにアップデートした後、デスクトップの様子や挙動がなんだかおかしい.
これの原因じゃないかと考えられるのは、僕もそうだが共通して システム環境設定からのアップデートで、Big Surイメージのダウンロードに一度失敗していることではないか.
Big Surにアップデートした後にディスクユーティリティを確認してほしい.
Update というボリュームができていないか. これができている状態だとアップデートに何かしら失敗していると思われる.
■ TimeMachineやAcronisの復元に失敗する.
僕ともう一人のケースでは、このUpdateというパーティションができたことで復元時に不整合が起きているような気がする. また管理者権限がなくなっている可能性もある. 僕の場合がそうだった.
それでこの管理者権限とUpdateの関係はよくわからないのだが、ディスクユーティリティでこれらのパーティションをバッサリ消してしまおう.
Acronisでの復元は試していないのだが、パーティションを消す前まで失敗し続けていたTimeMachineでの復元はこれで成功している、
なお、TimeMachineの復元で残り時間が表示されるがこれをあまり信じてはいけないようだ. それよりもかなり早く復元が完了する.(MBPの処理速度にもよると思うが)
■ TimeMachine復元後はいくつかの設定を再度入れ直す.
TimeMachineで復元するとアプリやデータはそのまま残るが設定の一部が復元できないようだ. またクラウドを利用している向きには復元直後の起動でMBPが異常に重くなる場合がある. またスポットライトなどのキャッシュも復元されるため不整合を起こし同期エラーになることもある.
これら不整合を起こしているデータはバッサリ消してしまおう.
OneDriveやGoogle Driveでは発生しなかったがAcronis Cyberfileで不整合が発生し、何度も何度も非常にうざいメッセージが出る.
■ macOSの再インストールもできなくなった.
パーティションを全部消そう.全部消すと Command+R で起動するとインターネットを探しにいくようになる. 話はそこからだ. パーティションを消さずになんとかしようとするのは素人ではほぼ不可能だと思う.
(20210205)