ドライバとソフトウエアは同梱されているUSBメモリに格納されている.
こういう配布方法は便利かもしれない.
早速Macにドライバをインストールする. インストールが終了すると /var/lock に対するパーミッションを設定してくれ、という注意が表示されたので大人しく従う.
次はアプリケーションだ. アプリケーションはどうやらUSBメモリから起動するようだ.
起動すると明らかに中華の香りがするアプリケーションが立ち上がった. JAVAで作られたもののようだが、フレームワーク名がJAVAデフォルトになっているところはご愛嬌か.
付属のUSBケーブルと接続する.
アプリケーションには機器と接続できたことを示すインジケータがある.
ずっとCommectingのままだ. 接続できていないらしい.
その後マニュアルを見て、抜き差ししてみるも一向に接続される気配がない.
この手のデバイスは今やWindowsの方が繋がりやすい. Macにはさまざまなセキュリティを担保する機構が搭載されてしまっているため何がつながらない原因なのか、Sierraあたりから僕はすっかり追うことができない.
さて、僕のMacには事業用にWindowsがParallelsで動作するようになっている.
アプリケーションが作りやすいWindowsならもしかしたら動作するかもしれない、と思いParallelsを立ち上げる.
USBメモリはWindows用のデバイスドライバとアプリケーションが同梱されている. この辺り親切である.
果たしてWindowsに導入したドライバとアプリケーションは、少しの工夫を以て機器と接続できた.
アプケリケーションから図形を選んでレーザ刻印を試してみる.
刻印中の様子だ. レーザの点が見える.
ちなみに横には何も遮蔽するものはない. まともにみると目がチカチカする.
裏には熱を逃すためにファンがフィーンとなっている.
レーザはうまく制御されているようだ.
また、刻印範囲を事前に確認することができる機能もアプリケーション側に用意されている.
そして、この機器、なんとWifi接続も可能だという.
マニュアルには、 Device という名称でパスワードを入れると接続できると書いてある.
iPadOSにマニュアルに印刷されているバーコードを読み込みアプリをインストールする.
Wifi設定でDeviceという名称とパスワードを入れてももちろん接続されない.
マニュアルのFAQページに、 Laser で接続できる、と書いてある. どっちが正しいのかわからないが、 Laser と入れてみてももちろん接続はできなかった.
何かコツがあるのかもしれないが、僕のところではWindows OSからしか動かすことはできなかった.
なお、アプリケーションにはアップデートの検知ロジックも仕込まれているようで、アプリケーションを起動してバージョン違いがあることを検知すると最新のアプリケーションがダウンロードされる.
以上、届いてから使ってみるまでを記録したが、このレーザ彫刻機、日本円にして13,000円程度だ.
モノとしてはきちんと刻印できるしコンパクトでもある.
レーザが素通しであるとかMacでは動かないであるとか、謎カッティングシートと彫刻刀が同梱など完全な製品にはあと一歩ではあるが、こういう製品がぽろっと出てくるからKickStarterはやめられない.
ちなみに、今やAmazonでも販売されている Unihertz TitanもKick Staerterで手に入れた.
(20201123)