M1 Macにメイン環境を移そう.
なぜかというと明らかに処理速度が速いからだ.
バッテリが異常に保つ、というメリットは電源常設なのであまり僕の使い方には寄与しない.
ただ、このIntel Macの環境は何年も維持してきたもので1から作成する気にはならない.
そこで、Intel MacのTimeMachineから試しに移行してみることにした.
ダメなら諦めて1から構築すればいい. 何日かかるかわからないが.
M1 Mac側の移行アシスタントを使ってTimeMachineから復元を行う.
おおよそ2時間程度で復元できた.
・ DiskWarriorは使えない.
→ 復元はされるが起動すると「使えない」とエラーになる.使用頻度は極小だったのでM1に対応したら再導入を考えることにする.
・ Drive Geniusは復元すらされない.
→ Aviraがウィルスだと誤認し、Aviraの除外リストに入れてもしつこく検知してきたが復元すらされなかった.
このツールはIntel Macの時にディスクが壊れる予兆を検知して何度か救われたことがあるので重宝していたが残念だ. M1に対応したら再導入する.
・ HW Monitorは温度管理しない.
→ 開発が終了してしまっているのでM1に対応していないのは明らかなので潔くアンインストール.
・ Acronis True Imageはなぜかバックアップに失敗する
→ 実は復元するときに以前のユーザファイルを「Deleted User」として退避している. 移行アシスタントのデフォルト動作がそれなのだが、この退避されたユーザにはほぼ全てのアプリケーションが存在している.
Acronisはこのユーザのデータをバックアップしようとして、Onedriveのファイルでエラーになっていた.「Deleted User」に必要なファイルがないことを確認して削除したところ正しくバックアップしてくれた.
→ M1 Macにインストーラを使って導入しようとすると「サポートされていないOSです」とエラーになる. ところがIntel Macから復元するとこれが動作する. NTFSが読めるのだ.
・ メニューバーはやっぱり狭い
→ メニューバーにアプリケーションを並べて使っている向きには、M1 Macのノッチに隠れてしまう. 何か回避方法があるのかもしれないが僕にはわからない.
そしてParallels で新規にイメージを作った Windows11だが、一つ問題があった.
キーボードである.
標準だと「HIDキーボードデバイス」のドライバが選択され、106/109キーを使っているとUSキーボードになってしまう. これをデバイスマネージャからどんなに変更しようとしてもできない.
設定 → 時刻と言語 → 言語・日本語 → オプション(3点リーダのようなメニューから)
レイアウトを変更する → 日本語キーボード(106/109キー)
これで日本語配列のドライバが導入される.
これはハマるとどうしようもなくなるので備忘のため記録しておく.
もし、 Windows10から Windows11にアップグレードした向きはこれにハマらないと思うが、新規に Windows11を仮想マシン化した向きは、Windows11のビルドNoによってはこれにハマる可能性がある.
あとはお馴染みOSX BOOTのマウントが画面にたくさん並ぶが、アンマウントして再起動すると表示されなくなる.
CatalinaあたりからOSに更新があって再起動した直後は少し怪しい表示や動きになるので黙って再々起動するのがミソかもしれない.
そんなわけでメインマシンはM1になった.
(20220404)