林檎と窓と黒苺

新しいものを見つけたら。

Anker SOLIX C1000 Potable Power Stationとソーラーパネルで防災

これから10年ぐらいの間に人生に刻まれる天変地異が来るだろう、ということで蓄電機を確保した.

 

バッテリには全然詳しくないため、なんとなーく評判の良さそうなAnker製品にした.

 

満充電状態で半年は維持でき、常に100%の充電状態が良いよ、とのこと.

 

そして10年の長寿命だ. 常用しているOMRON製UPSが5年のバッテリだから長寿命に誤りはなさそうだ.

 

これにソーラーパネルを合わせた.

室内に差し込む太陽光でも発電できるということだから、目標は太陽からの給電で空気清浄機が動けばエコだ.

 

さて、すでに知っていたがバッテリ本体は、その容量から考えると軽い.

だが、ソーラーパネルが重い. 知っていたが重い.

 

さらにサイズでイメージできていたが、でかい.

 

使っていない和室の、太陽が差し込む側に広げておいておけばいいさ、と思っていたが甘かった. 重いので吊り下げておくわけにもいかない.

 

この機体はWifiまたはBluetoothで接続、監視できるようなので、外から監視可能なようにWifiを設定した. 仕事部屋のWifiを経由して監視ができるのは素晴らしい.

 

その設定を行うために開梱直後の状態では主電源が入らなかったのでコンセントから少しだけ充電してみる.

 

このコンセントが悪かった. OMRON UPSから配電している方に接続してしまったのだ.

 

まだこの時は気づいていない.

 

みるみる充電されていく. 800Wぐらい消費しているようだ. 急速充電はその要がないので通常充電にしていたが、これが良かった.

 

1hぐらいたっただろうか.

 

UPSが警報音を出して給電を停止してしまった.

 

これに繋いでいるMacおよびUSB給電式HDDが軒並み落ちた.

 

UPSだから安心、だがUPSに異常があると全滅する.

Macはバッテリがあるので動作は継続しているが、外部ディスクにガリガリアクセスさせていた処理が異常終了した.

 

ここでUPS給電のアウトレットに接続していたことに気づく.

 

お陰様で1台のHDDが吹き飛んだ.「読み取りできるけど書き込んだら知らないよ」という類のおっかないメッセージが見える.

 

前日分のバックアップがあるから大丈夫、と思っていたらAcronisが8月から動作を止めていた.

 

この時きっとOSにパッチを当てた時のような気がする.Acronisは時折ご機嫌を伺わないとヘソを曲げていることが稀に良くある.

 

慌ててAcronisでバックアップを取るが、起動しない. バウンドして動きを止めているようだ.

 

こういう時は再インストールに限る. Acronisとは長い付き合いだ. 再インストール以外でどうにかなった記憶はない.

 

Acronisが無事立ち上がりバックアップしたところ、1日と17時間かかるとの見積もり.

 

絶望してその日はバックアップに専念させて、ソーラーパネルからの給電を行うべく接続した.

 

ソーラーパネルは6畳の部屋を横に仕切れるぐらいに展開する.

 

で、バッテリに接続してみる. 0wだ. ま、当たり前.太陽はすでに落ちている.

 

明日に期待、と思ったところ「カチカチ」と音がする.

 

給電トライ、切断を繰り返しているようだが、精神衛生上良くない.

 

拙い知識ではバッテリに給電ON/OFF(給電できているわけではないが)は寿命を縮めるはずだ.

 

リン酸鉄リチウムイオン電池は大丈夫なのかな.

 

そして翌日.

 

3wで充電していることを確認できた. ちょっと嬉しい. が、Wifiで接続しているせいか残量の消耗が大きい. 1日で3%ほど消耗する.

 

Omron UPSとAnker、これで建物が崩壊しない限り電源についてはなんとかなるだろう.

 

しかしソーラーパネルの重さと大きさは課題だ. 購入を検討している向きは十分に大きさを覚悟した方が良いだろう.

 

キャンパーなら問題ないが.

 

(20241108)