それは一瞬のことだった.
自宅が事務所である僕の机の上には、タブレットスタンドにiPad PROがいる.
radiko、MBPサブウィンドウ、そして世のニュース閲覧を担う情報端末だ.
リモートワークが継続している今、この環境は僕にとって必要不可欠だ.
モバイルスタンドはアームによって様々な角度に向けることができる優れものだ.
ただ、iPadを取り付ける時、上部ではなく下部のホルダがスライドする機構であるため不思議に思っていた. 届いたままの状態で使っているのだ.
スタンドにはライトが取り付けてあり間接光が得られるようになっている.
ある日、COVID-19の感染状況を見てみようとiPadに触れた時、がこんとホルダごとiPadが落下した.
ホームボタンが机の角にヒットし、そのまま絨毯敷の上に置いてあるPCアダプタの角に再びホームボタンがヒットするという奇跡的なダメージを喰らったのだ.
iPadはガラスの保護シートが貼り付けてあったが、見事に蜘蛛の巣になった. さらにはiPadのガラスにもホームボタンから放射状の割れを生じさせるほどの衝撃がかかったようだ.
ホームボタン周辺を覆っているiPadに本来装着されているガラスは細かな粉になってしまった.
幸にしてホームボタンの指紋認証は動作し、放射状に割れたガラス面もセンサーは生きていて操作そのものに問題はない.
iPadのガラス面は修理に相当額かかることを知っていた. 今日現在(2020/7)で43,000程度かかるはずだ.
このiPadは背面に刻印がされているため何処かに売る、ということは考えていないし、上のような使い方をしているため据置ガラス板として使い切ってしまうつもりである.
近傍の修理店を確認しても、iPhoneの修理は行っているようだが、iPadの修理は行っていないようだ. おこなえそうなところもあるが1週間ほど預かる、という.
だったら正規店で修理してもらうよねー、などと思っている.
落下したiPadを再びモバイルスタンドに取り付ける時、構造的に僕が不思議だと思っていた上部固定、下部がフレキシブルである理由がわかった.
僕はこれを逆に取り付けていた. 下部固定、上部フレキシブルが正しい.
正しくホルダが固定されないままここ1年を利用していたことになる.
モバイルスタンドを使っている向きはスタンドとホルダの向きが正しいことを確認したほうがいい. 買ったままで使っているとあるいはいつでも落下する向きに取り付けてあるかもしれない.
(20200703)