1ヶ月に渡りTitanを常用機として使った.
だがBlackberryに戻すことにした.
OSのアップデートがあり随分使いやすくなったはずなのだが、次の動作不良とも言える挙動がどうしても使い続けるには障壁となる.
・ 通話中に画面がブラックアウトする
これはOSアップデートがあった後から発生しているため、次のアップデートがあれば改善されると思うが、着信し通話を始めると画面がブラックアウトする. すると通話をこちらから切ることができなくなり、つながりっぱなしになってしまう.
通話中にキー入力を求められる時はテンキーが表示されるが、それ以外は真っ暗け. 電源ボタンを押しても
「ぷ」
という間の抜けたキー音がなるのみである.
・ Bluetoothがプツプツ切れる
これは以前から訴えていたことだが、Blackberryと比較してBluetoothが安定しないように思う. これは車の中で音楽を聴いていても同様にほんの瞬間だが通信が切れることがある.
ライフログをGarminで採取しているが同時に着信通知も受けている.
これが無反応(接続されない)という状態があり、Titanを再起動しないと再接続されない. もっともほったらかしているといつの間にか再接続されていることもあり、挙動がよくわからない.
・ 画面がほぼ正方形であるため一部のアプリケーションの表示が怪しい
わかっていたことであるし覚悟していたことでもある.
画面がほぼ正方形であるため、そんな變躰機種など考慮の外にあるアプリケーションの画面が使用できない. ヘッダフッタがあるアプリケーションでは表示域が極端に狭いため、事実上使えない.
・ アプリケーションの挙動が不安定
僕は時報アプリを使って毎時0分に音を鳴らしている. ところがこの動きが全然安定しない.
「あっ鳴った」 と思ったら次の時報が鳴らなかったり、時間の管理がしにくい.
そのほかAndroid9の問題なのかTitanの問題なのか、画面が触ってもいないのに動いたり(これは設定で回避することができる. 過去記事を見て欲しい)、どうにも使いにくいのだ.
慣れてしまえば、と思っていたがやはり通話時ブラックアウトはどうにも回避できないわけで、次のTitanのアップデートに期待しつつBlackberryに戻す.
TCLがBlackberryを製造しなくなったのちどのメーカがキーボード付き變躰機種を発売してくれるのか非常に興味がある.
それがUnihertzだとしたら、これら不具合とも言える挙動を改善し、気をてらわなくて良いからスタンダードな機種を設計製造して世に出して欲しいと切に願っている.
ALTキーやShiftキーが上部にあるってのはやはり使いにくいよ. 手の下にあるキーはどう押せばいいのかね.
(20200209)
追記:
まだあった.
・ キーボードがタッチ操作できる、という触れ込みだが実はこれに制限がある.
例えば、メールを書いているとき文節で誤変換があるとき、Blackberryであれば変換をキャンセルしてキーボードをなぞればキャレットを動かすことができるがTitanはそれができない.
誤変換される文字まで削除して入力し直す必要がある. これはとても負担だった.
・カメラがタコい
ホワイトボードに書いた写真を撮ったりするときは特にイライラすることはなかった.
ところが動物や食べ物の写真を撮ろうとすると、シャッターを押してから撮像が得られまでに一息かかる.
おそらく0.5秒というズレなのだが、2昔前のデジカメのような動きだ.
これはちょっといただけない.
外観は平成初期のデザイン、中身は未完成なAndroid9という評価をせざるを得ない.
Blackberryに戻して1週間経つが、とても完成された機体だと思う.
本当にKEY2の後継機はいつ出てくるのだろう. まさか最後の機体、なんてことにならないよう祈るつもりだ.
(20200216)