林檎と窓と黒苺

新しいものを見つけたら。

macOS の不思議

不思議だ.

 

Catalinaは古いMac(Late 2013)で動作を確認した.

 

非常に浅い確認ではあったが、主にOSが安定しているか、常用しているユーティリティが動くか、という観点は僕にとって重要だ.

 

ああ、いくつかのマイナーな不具合はあるものの安定しているな、と正式版がリリースされた後、メインマシンである2016 MBP(TouchBar)に導入したのだが.

 

・ Catalina Finderが死亡する.再起動しても再起動されない. こうなると電源ボタン長押しによる強制終了しかなくなる.

 

・ いくつかのユーティリティが突然死する.

 

・ USBで接続しているディスクが突然切断される. もちろんOS的には接続解除なしと認識されアラートダイアログが表示される. 切断されたと言っても再マウントされるので何が起きたかわからない.

 

・TouchBarが突然死する. これは再起動シェルスクリプトを用意しているためシェルから起動すれば良いのだが.

 

・ Late 2013 MBPでは32ビットアプリに禁止マークがつき起動できないことがわかるのだが、2016 MBPでは禁止マークがつかない. なぜかよくわからない.

 

このようにあまり安定していない. おそるおそるユーティリティを立ち上げ突然死しないように使用する、というのは不本意だ.

 

それで、ふと思い出したことがある. Mojaveがリリースされたてのとき確かに不安定であったが、USB接続されたものが突如切断されることはなかった. しかしHigh Sierraのリリースされたての時は切断されていた.Sierraが安定していただけにがっかりしたのだ.

 

Catalinaは10.15というバージョンナンバーを持っている. Mojaveは10.14だ.

 

してみると奇数ナンバーと偶数ナンバーでソースコードが違うのではないか.

 

安定度はバージョンとともに増して行って欲しいのだが、成熟した安定度がリセットされているような感覚がある.

 

Betaの時に高速にタイプするとおかしな文字表示になる、と書いた. 正式版Catalinaでも”Windows"と入力すると”Windo ws(ダブルクォートを入力した後Windowsとタイプしダブルクォートを入力するとこういう表示になる、僕の環境では)と表示されるなどということは、Mojaveのコードをそのまま進化させているならこんな事にはならないはずだ.

 

Windowsは下位互換性を保ったまま進化しているため、魑魅魍魎なOSとなってしまった. 表面的にはより安定したOSになっているように思うが、一度破綻するとOS全域に影響が出る.

 

これが嫌でMacをメインマシンにした. 内部がLinuxなので複雑になりようがない、という大きな理由もある.

 

しかしここまで不安定だと、バージョン塩漬けで運用することも考えなければならない.

 

(20191013)