林檎と窓と黒苺

新しいものを見つけたら。

OTOKO ミシンその7 (OTOKOミシンの限界(2) 試してみて

OTOKOミシンでのバッグ作りはまだ飽きていない.

 

飽きていないのだが、20番の糸に16号の針を使って縫っていると時折上糸が縒れて糸を構成している何本かが切れ、ダマになって上糸が切れる、という事象に悩まされている.

 

針が悪い可能性があるが、使っている糸は
FUJIX キングポリエステルミシン糸 20番/1000m COL.83
だ.
これはステッチが綺麗に出るというレビューを見て手を出したが、推奨針17号〜19号となっているのに16号を使う僕がダメなのかもしれない.

 

いや、18号を使っても同じなのだ.

 

でもしかし20番の糸にしては少し細いような印象がある. 20番の糸はなんだったら手縫いでもいけそうな太さがあるが、この糸はそれよりもっともっと細い気がする.

 

ちなみに手縫いなら4mmピッチのヨーロッパ目打ちが綺麗だ、、、が、この糸だとスカスカになる. 試してみた.

 

で、タイトルにある「試してみて」は手縫いの方じゃなく、
・OTOKOミシンを使っている層はきっとプロではなく、僕のようなアマチュア
・縫ったら透明になるかも、だったりステッチが綺麗になるかも、で同じような糸を使って
・上糸ぶっちぎれあるいはダマになって窯に負荷をかけてしまう
層にお届けしたいのだ. 検索してもそういう記事に巡り合わないからね.

 

で、

糸を変えてみてください.

 

僕は補助テンショナーを使わず、メインテンショナーをマニュアルに書かれている設定にし、針を16号にし、糸を変えた.

 

変えた糸は

 

これだ. 材質は全然変わらない. 20番であることには変わりないことになっている.

 

だが、僕の目にはどこからみても手縫もイケるんじゃね?と思う太さがあるのはこちらで、
FUJIX キングポリエステルミシン糸 20番/1000m COL.83
の方が細く感じる. 手縫には向かない.

 

現に、この糸(ジーンズステッチ)にしたところ、上糸トラブルはなくサクサク縫えた.

 

上糸がダマになってぶっちぎれちゃうんだよね、という理由でお蔵あるいはインテリアになってしまっているのなら、もったいないので色々な糸で試してみて欲しい、という記事だ.

 

なおOTOKOミシン、縫い幅レバーを一番下に設定すると5mm幅だ. これは5mmの菱目打ちにミシンの縫い幅を合わせることができることを意味する.(注意:菱目打ちでありヨーロッパ目打ちではない)

 

OTOKOミシンの送り機構の精度は、縫う革の厚さ、質、加工によって一定しないので手作業で合わせる必要が出てくる場面もあると思うが無骨に直線縫いするなどのシーンには糸を変えることで思ったステッチができるのではないかと思う.

 

僕はこれに気づいてしまったのでジーンズステッチ20番をまとめ買いした.

 

だって、ぶちぶち切れる糸をダイジに使ってストレス感じる必要はないよね. 
これは職ではなく趣味だし.

ミシン使ったとこ

 

(20250907)