林檎と窓と黒苺

新しいものを見つけたら。

OTOKO ミシンその5 (OTOKOミシンの限界の突破

フットコントローラの踏み具合が難しい、結局手回しで縫っている、と書いた。

 

ある日、端切れで縫う練習をした。

 

どうも押さえの扱いと手の位置がダメだったっぽい。

 

こわごわと革を手で押さえると不揃いの目になる。 ほんの少し力を入れるだけでズレる。

 

針のすぐ横に手を(指を)添えると真っ直ぐ縫えそうだ。

 

こうするとフットコントローラオフ後、惰性で2〜3針進んでもコントロール可能だ。

 

左指は針のすぐ横で革の向き角度を維持、右手は革の進行を補佐する、というフォーメーションでなんとなく真っ直ぐ縫えている。

 

以前は左手を押さえの少し左下、右手は進行を補佐するために針の延長線上に置いていたが縫線がズレると制御できなかった。

 

針横に置くのが安定する。 そっと触る程度に。

 

定規を導入した。 強力なマグネットで縫線の右側にガイドするタイプのものだ。これでガイドから革が少し右に寄ったら左指で補正する、というスタイルが確立した。

 

押さえはシリコン押さえが良い。 標準の押さえだと2枚とか3枚を縫おうとすると下送りに追随できなくなることがある。 押さえの圧力は重くしようが軽くしようが、シリコンテープを貼るなどしないと滑りが悪い。

 

ファスナー押さえも使ってみたが、やはり送り歯との接触面積が小さいためか縫うのが難しい。 これは手回しか。

 

さらに研究が必要だ。 手縫いは穴に合わせて糸を通すだけなんて乱暴なことを言うクラフターもいるが、手縫いは手縫いで難しい。 そしてミシンはそれに輪をかけて難しい。

 

(20241210)