連投最後の記事だ.
最近Parallels にアップデータがきて17.1.3になった. この版に関する記事である.
Parallelsで元気にWindows11を運用している僕だが、Windowsは必要な時以外は動作させていない.
必要な時、それは月末月初を中心とした事務作業の時だ.
5月末のちょっと前にアップデータがきたので適用した. リリースノートには動作安定のための更新とある.
さて、月末(要するに昨日)僕はWindows11を立ち上げた.
最初はいつもの通りサクサクと動作している.
Mac側でWord、Excelを立ち上げメーラを立ち上げイメージスキャナを立ち上げ、Windows側では見積/請求書管理ソフトが立ち上がっている.
Wordで取引先さま向けの定型文書を作ろうとファイルを開く....がいつまで経ってもくるくるレインボーカーソルだ.
M1 Macと言えども動画を処理するであるとか計算能力を酷使しない使い方、ファイルを開くであるとかアプリを起動するであるとか、ブラウザを開くであるとかではさして高速には感じない.
だが、これは何かおかしい. いつものMacご機嫌ナナメなのか.
WIndowsにスイッチして仮想マシンを一旦サスペンドしようとするとWindowsも挙動がおかしい. アプリが”応答していません”なのだ. スタートメニューも開かない.
Arm Windows11だからかもしれない. しかしこれまでに十分試験してきた. 最近のWindows11のパッチで異常を感じロールバックした時も(M1 Macbook PRO 2021のあれこれ その6 (Parallels で動かす Windows on ARM のGoogle Drive)を参照されたい)、.NET FrameWorkのパッチ障害だとMSからアナウンスがあったぐらいWIndows11の安定性には気をつけているのだ
MacもWindowsも両方フリーズしちゃう? そんなことこれまでなかったよ? と思いつつ、ご機嫌が治るまで放置していくと次々にアプリが応答なしになっていく.
ついにレインボーカーソルが止まった. これはハングしたよね、と強制再起動する.
作業環境を復元しParallelsを起動する. Windows11が立ちあがろうとするが、途中でブルースクリーンになりダンプを吐いている.
うわ、WIndows仮想マシン壊れたな、と再起動するもWindows11が持つセルフリカバリにも失敗するようだ.
こういう時に仮想マシンはしつこめにバックアップしている. それらを適用すればよいか、とAcronisからリストアしようとするも、別記事に書いたようにリストア元がクラウド. 何時間かかるんじゃい、とTime Machineから仮想マシンを戻す.これでダメなら別HDDに生コピーし保管しているイメージを復元だ.
もちろんWindows11が立ち上がるのだが、時間の経過とともに動きが怪しくなる. 要するに反応が遅くなり、Macを巻き込んで落ちそうになるのだ. いや、ハングするのだ.
ハングした後は仮想マシンぶっ壊れ.
おそらくこの17.1.3に何かの問題があるに違いない.
この記事を書いている時裏側でWIndows11が動いている. 今のところ安定しているかのように見えるが、症状が出るのが遅くなっただけかもしれない.
処置したことはリソース利用量の”制限なし”を一つ下げ”いくらか制限”にした.
コピーは取れていないが、フリーズする直前CleanMyMacのフリーズ検知アラートでメモリに関するプロセスっぽいのが応答なしになったのをみたのだ.
Parallelsがリソースを無制限に食い潰しリークという形で仮想の壁をぶっ壊しホストもろとも落ちたのではないか、というのが僕の見立てである.
仮想マシン的に自分が扱えないエリアを使った設定を読み込んでブートの時にそこに触りに行こうとしてブルースクリーンなのではないか.
まぁ、17.1.3を使っている人がどれだけいるかわからないが、もしMacの調子が5月下旬あたりからおかしいと思っている向きは、Parallelsの可能性があるかもしれない.
(20220601)
追記 20200603
やはり17.1.4がリリースされた. 上の問題対処だろう.